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「#広島の推しスポットを熱く応援する」「ばかたれーっ!!」広島県観光連盟が掲出したポスターについて担当者に聞いた
広島県の駅をはじめとする広島県内の47箇所に、新型コロナウイルス感染症に負けずに頑張っている広島県内の観光地や飲食店をはじめとする、ショップ、ホテル、駅などの事業者に向けた応援メッセージが掲出されています。
これは広島県観光連盟が掲出した広告で、広島に住む人・住んでいた人・訪れたことがある人など広島を愛する人たちが、Twitterでハッシュタグ「#広島の推しスポットを熱く応援する」をつけて投稿した応援メッセージを集め、それを掲出するというキャンペーンのもと実施されたもの。
投稿されたメッセージは390件を超え、「私の推しはてつのくじら館じゃね。ホンマもんの潜水艦が陸上で見れるんは全国でもここだけじゃろ。ビックリするけぇ1回見に来てみんさい。」や「写真を見返すと、ますます、たこ天丼が食べたくなってきた」など、その中から抽選で選ばれた26件のメッセージを広告にして掲出。広島県内の事業者に向けたエールで、いわゆる応援広告のようなものになっています。これらの応援広告は特設サイト(https://hiroshima-oshispot.com/)からもご覧いただくことができます。
広島県観光連盟は、昨年の12月にも首都圏計6駅(東京駅、渋谷駅、大手町駅、池袋駅、横浜駅、新宿駅)に「ばかたれーっ!!」という言葉とともに、新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響で年末年始に帰省できない広島県出身者に向けた応援メッセージを掲出し、さまざまなメディアに取り上げられるなど大きな反響を呼びました。
このように、広島県民や広島県出身の方を勇気付けようと、応援メッセージを出し続ける広島県観光連盟の担当者に企画の経緯などお話しを伺いました。
本キャンペーンが企画された経緯について教えていただけますか?
昨年末に東京在住の広島県民向けのメッセージ「ばかたれーっ!!」を企画し、大変大きな反響をいただきました。今回はその「お返し」といいますか、広島で頑張っていらっしゃる観光地や飲食店などへの「応援メッセージ」という意味を込めて、広島愛をもった方々からのメッセージを企画いたしました。
掲出されている広告に対する県民の方をはじめ、観光地や飲食店の方からの反応はいかがですか?
言い方は難しいのですが、いわゆるプロの書いたコピーと違って、決して洗練されたものではありませんが、それこそ身近な感覚で、スッと心に響くようなものが多く届いています。県民のみなさんからすると「知っとる、知っとる」「え、ここ行ったことないね!」といった、とても親近感を感じる反応がたくさんありますね。観光地や飲食店のみなさんからは、今回対象となったところはもちろんですが、今後期待される観光需要に対して、盛り上げのキッカケになってくれるといいなと期待をいただいているようです。
掲出されている広告の中で、特に反響のあるものがあれば教えていただけますか?
因島 折古ノ浜への応援メッセージは、地元の方からポスターが欲しいと問い合わせがあったり、その他にも自分の知っているお店へのメッセージをご覧になった方が、ポスターを写真に撮ってシェアしてくださったりなど反響をいただいております。やはり知っている場所やスポットがポスターになっているのを見ると、みなさん嬉しくなるようですね。
今回390件を超えるメッセージが寄せられたとのことですが、当選し掲出されているメッセージ以外にどのようなメッセージが寄せられたのでしょうか。
有名観光地や馴染みの飲食店、スポーツチームへの応援などのほか、『秋の庄原 稲刈りの跡、山道のイチョウ、道端のそばの花 瀬戸内側とは違う広島県北の姿』、『「音戸のぐるぐる」子供の頃の音戸大橋はこんなイメージでした 大人になって、音戸大橋の良さに気付き始めてます』といった普段の何気ない景色や故郷への応援メッセージだったり、『アフターコロナに御手洗町並み保存地区に行きたい!』『広島の美味しい食べ物、素敵な景色に癒されたい…自由に旅行できる日が待ち遠しいです』といった広島旅行を楽しみにしている気持ちを表現したものだったり、さまざまな熱いメッセージをいただきました。
また本キャンペーン以外にも、昨年の12月に首都圏計6駅に掲出された広告が大きな反響を呼んでいましたが、その時の県民の方や県外にいる広島県出身の方からの反応はいかがでしたか?
実際に広告をご覧いただいた首都圏の方からは、「メッセージを見て胸が熱くなった。ありがとう。」「感動して涙が出た。お互い頑張りましょう!」といった数えきれないほどの反応をいただきました。県民の方からは、「首都圏で暮らす家族に見せたい」といった、私たちも元気が出るような温かいお言葉をメールやお電話などでたくさんいただきました。特筆すべきは、他県出身の方からも同様のメッセージをいただいた、というところでしょうか。同じく辛い思いをしていらっしゃったなかで、ご自身の故郷への思いがつのったというコメントや、「広島県出身者がうらやましい」といったものもありました。
これからも広島県民の方を応援するためにどのような施策をおこなっていく予定でしょうか。
昨年9月には、観光地や飲食店をはじめとする観光事業者の苦しい胸の内を率直に伝える「いますぐおいで、そのうちおいで」というメッセージを企画し、12月には「ばかたれーっ!!」、そして今回の「#広島の推しスポットを熱く応援する」と、人々の共感を大切にする取り組みを心がけて参りました。今後の私たちの施策においても、決して一方的なものではなく、メッセージを受け取るみなさんが共感できるような、そんな取り組みをしていきたいと考えています。
最後に広島県民の方や広島県出身の方に一言お願いします。
広島は、豊かな自然や奥深い歴史、幅広くハイレベルなスポーツ産業、世界的な各種産業、そしてパイオニア精神溢れる人と、実に多様性に満ちた魅力ある県です。これからの多様性の時代に、国内外からいらっしゃるさまざまな方々に喜んでいただける、そしてワクワクしていただける可能性の宝庫です。私たちは「広島を再編集する」と称して、広島の知られざる魅力をたくさん掘り出して、世界に発信していきたいと思います。私たち、広島県観光連盟(Hiroshima Tourism Association:HIT)では昨年末より「HITひろしま観光大使(https://www.hiroshima-kankou.com/hitkankoutaishi/)」という制度を始めました。年齢、国籍、出身地も不問で、広島を愛する人がなっていただける制度です。みなさんも是非、仲間となり当事者のひとりになって、広島の魅力を一緒に発信しませんか?
PR EDGEより転載
https://predge.jp/193129/
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