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Volkswagenのパリっ子を唸らせた屋外広告 “物差しで自家用車の全長を測定”
Case:Wall
大手自動車メーカーウォルクスワーゲンの新型スモールカー「up!(アップ)」の屋外広告。
こちらの広告では「up!(アップ)」のコンパクトボディを訴求することが狙いです。
こちらの広告では「up!(アップ)」のコンパクトボディを訴求することが狙いです。
同社は、パリ市内のアパートの壁面に「up!(アップ)」の実物を垂直に貼り付けた上で、“巨大な物差し”で車体の全長を測定しているように見えるインスタレーションを施しました。(壁面のデザインはマス目のある工作用紙を模しているようです)
広告に起用されている“物差し”は、大半の人の深層心理において『小さなものの長さを測定する道具』として植え付けられています。そのため、たとえ“物差し”のサイズ自体が巨大になったとしても、植え付けられている“物差し”に抱く印象を潜在意識から完全にぬぐいさることは容易ではありません。
今回のインスタレーションでは、上記で説明したような“物差し”に抱く市民の認識を逆手にとって、『フォルクスワーゲンの新型車up!は“物差し”で長さを測定するほどのコンパクトな車なんだ』というイメージをパリっ子に、“直観的に抱かせよう”としているようです。直観的に頭に残すイメージ戦略として上手いクリエイティブだと感じます。
「小さな車です!」ということを伝えるにもいろんな手法がありますね。大胆かつ、繊細な印象を受ける屋外広告でした。
参考サイト
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