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傘のシェアリングサービス「アイカサ」の傘が遺失物として全国の警察署に届くと、アイカサに返還される仕組みを確立
一般的に電車内や施設をはじめとし、街の至る場所で発見され持ち主に返らない傘の遺失物。アイカサの傘なら警察へ届けられたらきちんと返還され、無事またシェア傘として利用されます。
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背景
アイカサは、傘の大量消費をなくし循環社会を実現することを一つの目標として、2年以上にわたり傘のシェアリングサービスを全国に展開してきました。しかし、私達が生産した傘が遺失物として届けられ、最終的に廃棄されるような可能性がある以上、サービスに対する社会責任を果たせていません。
より本質的な循環社会を構築するためには、万が一アイカサの傘が遺失物として発見されてもアイカサに返還される仕組みの構築が必要だと考えました。そこで、全国の警察署からアイカサによって発生し得る廃棄傘をなくすため、今回の取り組みを実現するに至りました。
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遺失物傘の現状
都内では、鉄道会社や商業施設等から警察に届く忘れ物の傘は、年間約30万本(※)。多くの傘が遺失物として届けられる一方で、持ち主の元に返還される傘はごくわずかで、毎年およそ1%前後となっております。
また、遺失物法(平成19年12月10日施行)では警察署長と特例施設占有者(公共交通機関や百貨店など不特定多数の者が利用する施設)は、傘や衣類等の安価な物や保管に不相当な費用を要するものについては、2週間以内に落とし主が見つからない場合、売却・廃棄等の処分ができるようになっており、安価な傘のほとんどが持ち主に返還されていませんでした。
安く大量消費されるビニール傘は持ち主の特定も難しく、思い入れもないためほとんどの人が取りに来ず、廃棄される事が多いのが現状ですが、ビニール傘の代わりにアイカサを使えばたとえ紛失しても廃棄される事なく所有者であるアイカサに返還される仕組みになりました。
※参考:警視庁遺失物取り扱い状況(令和元年中)
https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/about_mpd/jokyo_tokei/kakushu/kaikei.html
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仕組み
①アイカサの傘が遺失物として警察署に届く
②警察からアイカサに遺失物の連絡
③アイカサが遺失者の特定及び連絡
④アイカサの傘を引き取り
※アイカサ本部が引き取る前に警察署等に遺失者からの問い合わせがあった場合は、警察署等から遺失者に返還します。
※都内の場合は各警察署の届出受理後に遺失物センターに移管され、その後引き取りが行われます。
※傘以外の複数物件の遺失物が発生している場合は、アイカサから遺失者に対し、傘本体はアイカサが引き取ること、傘以外の遺失物は別途遺失者本人が引き取りに行くよう連絡します。
※利用者は紛失で返却不可能の場合、紛失手数料として864円(税込)をご負担いただきます。紛失申請後、1ヶ月以内に限りご自身で発見されご連絡いただいた場合、紛失手数料を返金いたします。
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傘シェアリングサービス「アイカサ」とは
「アイカサ」は、2018年12月にサービスを開始した、日本初の本格的な傘のシェアリングサービスです。突発的な雨にもビニール傘をわざわざ購入せずに、傘を借りて利用し、雨が止んだ際には最寄りの傘スポットに傘を返却することができるのが特徴。現在は、東京駅や新宿駅をはじめとした都内全域と関東、関西、福岡、岡山、愛知などでの展開を合わせて、スポット数約800箇所。アイカサ公式LINEと公式アプリの登録ユーザー数は合計12万人超えを達成。傘がないことによって移動ができないことや濡れて不快になることを無くし、「雨の日のプラットフォーム」としてのインフラを構築、傘をシェアし使い捨て傘ゼロを実現する社会づくりをミッションにしております。
アプリ登録はこちらから
https://ikasa.onelink.me/IdAp/c5bdd28e
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ご利用方法について
アイカササービス利用フロー
(1)利用登録
(2)傘を借りる
(3)傘を返却する
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アイカサご利用料金
INFORMATION
■代表: 代表取締役 丸川照司
■設立年月日: 2018年6月19日
■会社ページ: https://i-kasa.com/
■住所: 東京渋谷区代々木 3ー1ー10代々木中央ビル4F
■主な事業: 遊休スペースを活用した傘のシェアリングサービス「アイカサ」を運営