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伊バーガーキング、シニア世代の力を活用して新店舗を続々建設中
Case: King of Umarells
世界100ヶ国以上でチェーン展開するファーストフード・バーガーキング。イタリアでもその人気は高く、新規出店の要望が毎日数百件も寄せられるほどだとか。
実際に同国では、今後5年間に300店舗オープンすることを目標に、次々と着工が開始されているといいます。この様子を人々に向けてユニークな方法で発信するため、バーガーキングが着目したのが、『Umarells』です。
Umarellsという言葉はボローニャ地方を中心に使われている俗語で、仕事を引退し、毎日ぶらぶらと散歩をしながら工事現場を覗いている高齢男性のことを指しています。
人生経験、洞察力に優れた彼らに新店舗の建設現場に入ってもらい、アドバイスを受けつつPRにつなげようというのが狙いです。
新聞広告やポスターなどで募集をかけ、このプロジェクトに参加してくれるUmarellsを募ったところ、5人のおじいちゃんたちが集まりました。
早速現場に入ると拡声器を使って作業員に指示したり、独自の目線でダメ出しをしたりと、生き生きとした表情で楽しんでいる様子。
彼らの尽力のもと(?)完成した店内では、おいしそうにハンバーガーをほおばるUmarells達の姿が見られます。自分が建設に関わった場所で食べるバーガーは、きっと格別だったことでしょう。
イタリアバーガーキングのHPでは、他の店舗でもUmarellsを募集中。SNSや各種テクノロジーを駆使した施策もインパクトがありますが、たまにはこのようなアナログ感たっぷりのプロモーションも、いいものですね。
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PR EDGEより転載