OOHニュース
公共空間のメディアとしての可能性 | 平井健一郎
今回の記事は、OOHの "Oh!" な事例を紹介する「Oh! OOH!!」を運営され、販促会議でOOHのコラム連載中の平井さんに寄稿していただき掲載しております。
noteで発信をされているのでチェックしてみてください。
文/平井健一郎
本noteでは、主に広告業界で使用されるOOH(Out of Home)という概念を基礎に、「公共空間のメディアとしての可能性」について考えていきます。
目次
・自己紹介
・なぜnoteを始めたのか?
・このnoteの対象者
・これから書く予定の内容
自己紹介
本業では電鉄グループのITベンチャーに所属し、鉄道関連事業のDX推進とデジタルマーケティング、移動者データ活用等のプランナーをしています。プロフィールの「空間メディアプランナー」というのは実は正式な肩書ではありません。これまで仕事で駅を始めとするパブリックスペースを対象に、広告やアート、ビッグデータの利活用等のプランニングに長らく携わってきたり、趣味でVRの作品をつくったりしてきたことから、ライフワークの肩書として名付けた造語です。リアル・デジタルの垣根を超えて、空間をメディアとして使い倒してみたいという思いが込められています。
これまでの仕事
社会人になってからは以下のような仕事に携わってきました。
2009年 新卒で入社した広告代理店でOOH(交通広告や屋外広告)の企画営業。
2014年より新たに立ち上がった新規事業部門のリーダーとして、ビッグデータに関連したサービス開発に従事。
2018年 グループの芸術系財団へ出向。事務局次長として、主にパブリックアートの普及振興と企画を担当。
2020年より現職。
個人の活動
仕事とは別に個人の活動(プロジェクト)として、サイト運営や作品づくりなどもしてきました。
2011年より街なかで見かけた広告を紹介するサイト「Oh! OOH!!」を運営。
2012年よりパブリックアートのポータルサイト「@ART」を主宰。
2018年 葛飾区立石の街をVRで遺す「#ARCHIVETATEISHI」を立ち上げ。
2019年よりマーケティング専門誌「販促会議」にてOOHのコラム連載。
2019年 VRの作品コンテスト「NEWVIEW AWARDS」ほかで入賞。
なぜnoteを始めたのか?
理由は大きく3つあります。
① OOHについての再編集
長らく関わってきたOOHメディアの特徴や可能性について、改めてきちんとまとめてみたいと思ったのが1つめの理由です。
OOHとは?
OOH(オーオーエイチ)は、“Out of Home” の略で、一般的に“家庭外の”場所で接触する広告メディアの意味で使われています。通常はOOH広告、OOHメディアなどと呼ばれます。
具体的には、交通広告(電車の中吊りや駅のポスター)、屋外広告(ビルボードや大型ビジョン)、店頭POPなどを指し、マス4媒体に比べてリアルな商品の購入場所近くに存在することが特徴です。
(参照)Oh! OOH!!/OOHとは?
OOHについては、これまでウェブサイトOh! OOH!!でも発信してきましたが(なぜOh! OOH!!を始めたのかは別の機会で詳しく書きたいと思っています)、こちらは主に「事例のデータベース」として運用してきました。また一昨年からマーケティング専門誌「販促会議」にもOOHの記事を寄稿していますが、こちらは「一つの事例を紹介しつつ、OOHの特徴を解説する」というスタイルです。いずれも起点は事例紹介になります。このnoteでは、逆にOOHの様々な特徴と可能性を起点に、それに紐づくケーススタディなどを紹介できればと考えています。
② ”空間メディア”の可能性を領域横断的に考えたい
2つめは、OOHの持つ可能性を他の領域にまで拡張してみたいという理由です。自己紹介にもありますように、これまでの仕事では様々な領域に広く関わってきた一方で、既存の一つの分野を深く極めたことがありません。ですが、社会人になってから約12年にわたり公共空間や公共交通機関に関連する仕事に関わっています。さらに、広告やアート、データ活用と領域を横断してきた経験は、もしかしたら何かに活かせるのではと思いました。また趣味でやっている空間の3DアーカイブやVR制作もこれらの領域と深く関わるかもしれない。リアル・デジタル問わず空間の持つ可能性に強く関心があり、その中でも「公共空間」と「コミュニケーション」は自分にとって大きな2つのキーワードです。このnoteでは、主に広告業界で使用されるOOH(=Out of Home)という概念を拡張し、アートや建築、不動産、データ活用、その他領域にまで言及しながら、公共空間のメディアとしての可能性を追究していきたいと思います。
③ 自分のための”ノート”として
3つめは完全に個人的な理由です。私は長らくの間、気になった記事や思いついたアイデアのメモとして、『Evernote』を使用してきました。しかしながら最近このサービスの調子が悪く、メモの保存やデバイス間の同期が失敗してしまう事象が多発しました。そこで、代わりとなるメモアプリを探している途中なのですが、いまだにしっくりくるものが見つかっていません。最近流行りの『NOTION』やGoogleサービスとの連携性の高い『Keep』等をいろいろ試している状況です。そんなことをしている一方で、いっそ自分用のメモを公開してしまえばいいのではと考えました。誰も見ないかもしれないですが、もしかしたら数年後に誰かがこれを見て、何かの役に立てばこんなに嬉しいことはありません。また一般公開を前提としたメモであれば、ある程度自分の思考を整理する必要があります。もやもやしたアイデアを可用性の高いものにするためにも良い方法だと思いました。このサービスの名称もまさに『note』ですし、「公開を前提とした自分用ノート」というのはとてもしっくりくる気がします。雑草のように様々な種類の名もない草が生い茂っている自分の頭の中を整理分析し、花屋や八百屋に並ぶ商品のようにきちんと利活用できるようにしたい。これが最後の理由です。
このnoteの対象者
本noteでは今のところ以下のような読者を想定しています。
クリエーター(デザイナー、アーティスト)の方
空間をメディアと捉え、そこに自分のアイデアを表現したいと考えるデザイナーやアーティストの方に向けて、OOHの魅力やその表現手法、具体的な進め方について参考になる情報を提供できればと思います。
広告、アート、建築不動産業界関係者の方
広告メディアとしてのOOHをはじめ、パブリックアート(ストリートアートや芸術祭を含む)や公共空間におけるデータ活用(位置情報や各種センサーデータ等)、XR(ミラーワールド、デジタルツイン等)といった、空間のコミュニケーションに関わる仕事をしている人と本noteをきっかけに繋がってみたいです。
学生(大学生や専門学校生)の方
社会人歴10年ちょっとですが、広告→アート→データと分野を渡り歩いてきた自分なりに、仕事選択の役に立つ情報が提供できればと思います。OOHを始めとする空間メディアに関する仕事は、自分たちのアイデアが不特定多数の人のいる場で具体的な形として現れるためとてもやりがいがあります。
これからの新しい市場関わる方
MaaS、スマートシティ、XR、シェアリングエコノミー、クラウドファンディング等々、、、本noteで取り上げる空間メディアの可能性は、これから大きな市場を形成する領域とも深く関わってくると思っています。
自分
これは販促会議の連載でも痛感していることですが、結局記事を一番読むのは執筆者自身です。上記にも書いた通り、「誰かに見られるかもしれない」というプレッシャーで自分自身の思考を整理していきたいです。
これから書く予定の内容
本noteでは今後以下のような内容を掲載予定です。慣れるまでは不定期で、2週間に1回くらいの目安で追加していきたいです。
・これまでやってきたことの振り返り
・OOHの特徴と可能性
・公共空間とアート
・XRの利活用
・空間や移動者に関連するデータ
・その他、気になった記事などのインプットや思いついたアイデアのアウトプットなど
ここまで風呂敷を拡げて、果たしてきちんと回収できるのか?あまり気負わず、徐々にページを増やしていきたいと思います。
よろしくお願いします。
平井健一郎 / 空間メディアプランナー
電鉄系ITベンチャーでDXのプランナーをやっています。これまでパブリックスペースの広告やアート、データ活用に長く携わってきた経験から、 本noteでは「公共空間のメディアとしての可能性」について考えていきます。
Oh! OOH!!管理人 / 販促会議でOOHのコラム連載中
平井さんはOOHに関する記事をnoteに投稿されてます。
ぜひ、他の記事もチェックしてみてください。
平井さんのnoteはこちらからご覧ください。
noteで発信をされているのでチェックしてみてください。
文/平井健一郎
本noteでは、主に広告業界で使用されるOOH(Out of Home)という概念を基礎に、「公共空間のメディアとしての可能性」について考えていきます。
目次
・自己紹介
・なぜnoteを始めたのか?
・このnoteの対象者
・これから書く予定の内容
自己紹介
本業では電鉄グループのITベンチャーに所属し、鉄道関連事業のDX推進とデジタルマーケティング、移動者データ活用等のプランナーをしています。プロフィールの「空間メディアプランナー」というのは実は正式な肩書ではありません。これまで仕事で駅を始めとするパブリックスペースを対象に、広告やアート、ビッグデータの利活用等のプランニングに長らく携わってきたり、趣味でVRの作品をつくったりしてきたことから、ライフワークの肩書として名付けた造語です。リアル・デジタルの垣根を超えて、空間をメディアとして使い倒してみたいという思いが込められています。
これまでの仕事
社会人になってからは以下のような仕事に携わってきました。
2009年 新卒で入社した広告代理店でOOH(交通広告や屋外広告)の企画営業。
2014年より新たに立ち上がった新規事業部門のリーダーとして、ビッグデータに関連したサービス開発に従事。
2018年 グループの芸術系財団へ出向。事務局次長として、主にパブリックアートの普及振興と企画を担当。
2020年より現職。
個人の活動
仕事とは別に個人の活動(プロジェクト)として、サイト運営や作品づくりなどもしてきました。
2011年より街なかで見かけた広告を紹介するサイト「Oh! OOH!!」を運営。
2012年よりパブリックアートのポータルサイト「@ART」を主宰。
2018年 葛飾区立石の街をVRで遺す「#ARCHIVETATEISHI」を立ち上げ。
2019年よりマーケティング専門誌「販促会議」にてOOHのコラム連載。
2019年 VRの作品コンテスト「NEWVIEW AWARDS」ほかで入賞。
なぜnoteを始めたのか?
理由は大きく3つあります。
① OOHについての再編集
長らく関わってきたOOHメディアの特徴や可能性について、改めてきちんとまとめてみたいと思ったのが1つめの理由です。
OOHとは?
OOH(オーオーエイチ)は、“Out of Home” の略で、一般的に“家庭外の”場所で接触する広告メディアの意味で使われています。通常はOOH広告、OOHメディアなどと呼ばれます。
具体的には、交通広告(電車の中吊りや駅のポスター)、屋外広告(ビルボードや大型ビジョン)、店頭POPなどを指し、マス4媒体に比べてリアルな商品の購入場所近くに存在することが特徴です。
(参照)Oh! OOH!!/OOHとは?
OOHについては、これまでウェブサイトOh! OOH!!でも発信してきましたが(なぜOh! OOH!!を始めたのかは別の機会で詳しく書きたいと思っています)、こちらは主に「事例のデータベース」として運用してきました。また一昨年からマーケティング専門誌「販促会議」にもOOHの記事を寄稿していますが、こちらは「一つの事例を紹介しつつ、OOHの特徴を解説する」というスタイルです。いずれも起点は事例紹介になります。このnoteでは、逆にOOHの様々な特徴と可能性を起点に、それに紐づくケーススタディなどを紹介できればと考えています。
② ”空間メディア”の可能性を領域横断的に考えたい
2つめは、OOHの持つ可能性を他の領域にまで拡張してみたいという理由です。自己紹介にもありますように、これまでの仕事では様々な領域に広く関わってきた一方で、既存の一つの分野を深く極めたことがありません。ですが、社会人になってから約12年にわたり公共空間や公共交通機関に関連する仕事に関わっています。さらに、広告やアート、データ活用と領域を横断してきた経験は、もしかしたら何かに活かせるのではと思いました。また趣味でやっている空間の3DアーカイブやVR制作もこれらの領域と深く関わるかもしれない。リアル・デジタル問わず空間の持つ可能性に強く関心があり、その中でも「公共空間」と「コミュニケーション」は自分にとって大きな2つのキーワードです。このnoteでは、主に広告業界で使用されるOOH(=Out of Home)という概念を拡張し、アートや建築、不動産、データ活用、その他領域にまで言及しながら、公共空間のメディアとしての可能性を追究していきたいと思います。
③ 自分のための”ノート”として
3つめは完全に個人的な理由です。私は長らくの間、気になった記事や思いついたアイデアのメモとして、『Evernote』を使用してきました。しかしながら最近このサービスの調子が悪く、メモの保存やデバイス間の同期が失敗してしまう事象が多発しました。そこで、代わりとなるメモアプリを探している途中なのですが、いまだにしっくりくるものが見つかっていません。最近流行りの『NOTION』やGoogleサービスとの連携性の高い『Keep』等をいろいろ試している状況です。そんなことをしている一方で、いっそ自分用のメモを公開してしまえばいいのではと考えました。誰も見ないかもしれないですが、もしかしたら数年後に誰かがこれを見て、何かの役に立てばこんなに嬉しいことはありません。また一般公開を前提としたメモであれば、ある程度自分の思考を整理する必要があります。もやもやしたアイデアを可用性の高いものにするためにも良い方法だと思いました。このサービスの名称もまさに『note』ですし、「公開を前提とした自分用ノート」というのはとてもしっくりくる気がします。雑草のように様々な種類の名もない草が生い茂っている自分の頭の中を整理分析し、花屋や八百屋に並ぶ商品のようにきちんと利活用できるようにしたい。これが最後の理由です。
このnoteの対象者
本noteでは今のところ以下のような読者を想定しています。
クリエーター(デザイナー、アーティスト)の方
空間をメディアと捉え、そこに自分のアイデアを表現したいと考えるデザイナーやアーティストの方に向けて、OOHの魅力やその表現手法、具体的な進め方について参考になる情報を提供できればと思います。
広告、アート、建築不動産業界関係者の方
広告メディアとしてのOOHをはじめ、パブリックアート(ストリートアートや芸術祭を含む)や公共空間におけるデータ活用(位置情報や各種センサーデータ等)、XR(ミラーワールド、デジタルツイン等)といった、空間のコミュニケーションに関わる仕事をしている人と本noteをきっかけに繋がってみたいです。
学生(大学生や専門学校生)の方
社会人歴10年ちょっとですが、広告→アート→データと分野を渡り歩いてきた自分なりに、仕事選択の役に立つ情報が提供できればと思います。OOHを始めとする空間メディアに関する仕事は、自分たちのアイデアが不特定多数の人のいる場で具体的な形として現れるためとてもやりがいがあります。
これからの新しい市場関わる方
MaaS、スマートシティ、XR、シェアリングエコノミー、クラウドファンディング等々、、、本noteで取り上げる空間メディアの可能性は、これから大きな市場を形成する領域とも深く関わってくると思っています。
自分
これは販促会議の連載でも痛感していることですが、結局記事を一番読むのは執筆者自身です。上記にも書いた通り、「誰かに見られるかもしれない」というプレッシャーで自分自身の思考を整理していきたいです。
これから書く予定の内容
本noteでは今後以下のような内容を掲載予定です。慣れるまでは不定期で、2週間に1回くらいの目安で追加していきたいです。
・これまでやってきたことの振り返り
・OOHの特徴と可能性
・公共空間とアート
・XRの利活用
・空間や移動者に関連するデータ
・その他、気になった記事などのインプットや思いついたアイデアのアウトプットなど
ここまで風呂敷を拡げて、果たしてきちんと回収できるのか?あまり気負わず、徐々にページを増やしていきたいと思います。
よろしくお願いします。
平井健一郎 / 空間メディアプランナー
電鉄系ITベンチャーでDXのプランナーをやっています。これまでパブリックスペースの広告やアート、データ活用に長く携わってきた経験から、 本noteでは「公共空間のメディアとしての可能性」について考えていきます。
Oh! OOH!!管理人 / 販促会議でOOHのコラム連載中
平井さんはOOHに関する記事をnoteに投稿されてます。
ぜひ、他の記事もチェックしてみてください。
平井さんのnoteはこちらからご覧ください。
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