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【keyperson interview】チョークアーティスト・河野真弓さん「ドラクエ、スター・ウォーズ、嵐まで!バズる広告ビジュアルを生み出すためのモットーは、“依頼主さんの期待や想像を超えたものを作る!”」【後編】
SPACE MEDIAを運営するミューカ代表・大塚省伍がOOH業界を牽引するキーパーソンの方々と対談を行い、変化の激しい業界の未来を創造する特集企画。
第3回目の対談相手はチョークアーティストの河野真弓さん。嵐の櫻井翔さん主演ドラマ「先に生まれただけの僕」のメインビジュアルを始め、「ドラゴンクエストX」のwebCMなどテレビや雑誌でも大活躍中のアーティスト。チョーク1本で未来を切り開いた河野さんにチョークアーティストへの経緯や広告アートへのこだわりを聞いた。
前編はこちら
相手が見えない仕事じゃないと頑張れない
大塚:その後、次々と大きな作品を手掛けられてますよね。映画「スター・ウォーズ」、最近では「ドラクエ」のwebCMも。
河野:ドラクエは楽しかったですね。子供の頃からゲームをやってましたし、CDも楽譜も買ってコンサートにも行ってたので依頼があったときはひとりで興奮してました(笑)。
「ドラゴンクエストX」のwebCM
「最後のスター・ウォーズ展」チョークアート
大塚:では、これまでのお仕事で特に大変だったものなどはありますか?
河野:大変とはちょっと違うかもしれないんですが、「相手が見えない仕事」がツラいです。たまに依頼主と直接会うことなく、第三者を介して依頼されることもあるんですが、求めてることがイマイチ分からないのが、ちょっと大変で……。
私は、とにかく人と関わりたいし、喜んでもらいたいと思っているので、私に声をかけてくれた担当者さんの期待に100%応えるために仕事をしたいし、クライアントさんに喜んでもらうために絵を描きたいんです。その結果、本当に良い物ができて、多くに人に見てもらえて多くの人に届くと思っています。
大塚:広告宣伝物からのオファーが殺到していると思うんですが、その際のこだわりはありますか?
河野:うーん、なんでしょう、依頼主さんの期待や想像を超えたものを作る! ってことですかね。とにかくレベルが高いものを作りたい。そうじゃないとプロとしてダメだと思うんで。
ただ、あまりハードルを上げてモノを言ってしまうと、ものすごく高い人と思われそうなので、私は“依頼しやすいアーティスト”なので、何卒よろしくお願いいたします! ですかね?(笑)
大塚:ちなみに今回、僕らがお邪魔している場所は、東京・笹塚のシェアハウス「SILVA(シルワ)」ですが、ここにも河野さんの作品が壁一面にあるんですよね。どういう経緯で手掛けることになったんでしょうか?
とにかく目立つ!河野さんのお子さんも友情出演
河野:それは、オーナーの一柳さんにお願いします(笑)。
一柳:最初、シェアハウスを建てる時に暖かみのある絵画やオブジェが欲しいとみんなで話していたんです。そこでチョークアートというアイデアが出てきたので、仲間にオススメのアーティストを尋ねたところ一番人気が河野さんだったのでお願いしました!
大塚:実際にチョークアートを描いてもらって反響はいかがですか?
一柳:作品自体素晴らしいんですが、いい誤算だったのが内覧の時。入居予定者がこの絵にどんな反応をするかで、その人の感性や人柄が垣間見えるんですよね。シェアハウスは共同生活なので入居者の資質が特に気になるんです。そのためのリトマス試験紙になっていると思います。
大塚:装飾としてのアートだけじゃない意外な波及効果ですね!
河野:本当にありがたいです!
負のイメージも抱えるチョークアート、それを一掃したい!
大塚:これから河野さんが挑戦したいことを教えて下さい。
河野:ひとつだけ個人的にやってみたいのが、キユーピーさんの仕事をしたいです!
大塚:あのマヨネーズのキユーピーさん?
河野:はい。というのも卒業シーズンになると学生さんが教室の黒板にチョークアートで素敵な作品をアップすることがあるじゃないですか。本当に上手で感動的な作品なのに「学校の備品をムダ遣いするな」「チョークの粉が身体に悪そう」という批判もあるそうなんです。
でも、以前テレビでキユーピーさんの工場のドキュメント番組を観ていたら、マヨネーズを作る際に出る卵の殻がチョークなどに再利用されていると知りまして。そういうことをもっと世に広めたいと思ったんですよね。
私が子供の頃からいわれている負のイメージをどうにか覆せないかなとずっと思ってます。私がお力になれるのなら、キユーピーさんと一緒にチョークのイメージ、チョークアートの魅力をお伝えしたいと思っています。
正直言うとチョークアートって誰でも気軽に出来る身近なアートなんです。全然、高尚じゃないし、2、3歳ぐらいの小さいお子さんから主婦の方まで、どんな人でも楽しめるのがチョークアートの一番の魅力。
敷居の低い身近なアートだからこそチョークアートのイメージをもっともっと向上できたらいいなと思っています。たくさんの人にチョークアートの楽しさを体感して頂きたいですね。
河野真弓氏 プロフィール
ウェディングボード制作中にチョークアートに出会い、独学で技術を習得。カフェやレストランをはじめ、テレビドラマ、アニメ、ゲームなど数々のメディアで広告ビジュアルを手掛ける。2021年には「NiziU LAB」のweb動画、「ソフトバンクTVCM」、Abema TV「今日、好きになりました」等の美術協力を行う。
河野真弓さん オフィシャルHP
http://mayumihandworks.main.jp/
河野真弓さんツイッター
@mayumi1002
取材・文/太田光洋
第3回目の対談相手はチョークアーティストの河野真弓さん。嵐の櫻井翔さん主演ドラマ「先に生まれただけの僕」のメインビジュアルを始め、「ドラゴンクエストX」のwebCMなどテレビや雑誌でも大活躍中のアーティスト。チョーク1本で未来を切り開いた河野さんにチョークアーティストへの経緯や広告アートへのこだわりを聞いた。
前編はこちら
相手が見えない仕事じゃないと頑張れない
大塚:その後、次々と大きな作品を手掛けられてますよね。映画「スター・ウォーズ」、最近では「ドラクエ」のwebCMも。
河野:ドラクエは楽しかったですね。子供の頃からゲームをやってましたし、CDも楽譜も買ってコンサートにも行ってたので依頼があったときはひとりで興奮してました(笑)。
「ドラゴンクエストX」のwebCM
「最後のスター・ウォーズ展」チョークアート
大塚:では、これまでのお仕事で特に大変だったものなどはありますか?
河野:大変とはちょっと違うかもしれないんですが、「相手が見えない仕事」がツラいです。たまに依頼主と直接会うことなく、第三者を介して依頼されることもあるんですが、求めてることがイマイチ分からないのが、ちょっと大変で……。
私は、とにかく人と関わりたいし、喜んでもらいたいと思っているので、私に声をかけてくれた担当者さんの期待に100%応えるために仕事をしたいし、クライアントさんに喜んでもらうために絵を描きたいんです。その結果、本当に良い物ができて、多くに人に見てもらえて多くの人に届くと思っています。
大塚:広告宣伝物からのオファーが殺到していると思うんですが、その際のこだわりはありますか?
河野:うーん、なんでしょう、依頼主さんの期待や想像を超えたものを作る! ってことですかね。とにかくレベルが高いものを作りたい。そうじゃないとプロとしてダメだと思うんで。
ただ、あまりハードルを上げてモノを言ってしまうと、ものすごく高い人と思われそうなので、私は“依頼しやすいアーティスト”なので、何卒よろしくお願いいたします! ですかね?(笑)
大塚:ちなみに今回、僕らがお邪魔している場所は、東京・笹塚のシェアハウス「SILVA(シルワ)」ですが、ここにも河野さんの作品が壁一面にあるんですよね。どういう経緯で手掛けることになったんでしょうか?
とにかく目立つ!河野さんのお子さんも友情出演
河野:それは、オーナーの一柳さんにお願いします(笑)。
一柳:最初、シェアハウスを建てる時に暖かみのある絵画やオブジェが欲しいとみんなで話していたんです。そこでチョークアートというアイデアが出てきたので、仲間にオススメのアーティストを尋ねたところ一番人気が河野さんだったのでお願いしました!
大塚:実際にチョークアートを描いてもらって反響はいかがですか?
一柳:作品自体素晴らしいんですが、いい誤算だったのが内覧の時。入居予定者がこの絵にどんな反応をするかで、その人の感性や人柄が垣間見えるんですよね。シェアハウスは共同生活なので入居者の資質が特に気になるんです。そのためのリトマス試験紙になっていると思います。
大塚:装飾としてのアートだけじゃない意外な波及効果ですね!
河野:本当にありがたいです!
負のイメージも抱えるチョークアート、それを一掃したい!
大塚:これから河野さんが挑戦したいことを教えて下さい。
河野:ひとつだけ個人的にやってみたいのが、キユーピーさんの仕事をしたいです!
大塚:あのマヨネーズのキユーピーさん?
河野:はい。というのも卒業シーズンになると学生さんが教室の黒板にチョークアートで素敵な作品をアップすることがあるじゃないですか。本当に上手で感動的な作品なのに「学校の備品をムダ遣いするな」「チョークの粉が身体に悪そう」という批判もあるそうなんです。
でも、以前テレビでキユーピーさんの工場のドキュメント番組を観ていたら、マヨネーズを作る際に出る卵の殻がチョークなどに再利用されていると知りまして。そういうことをもっと世に広めたいと思ったんですよね。
私が子供の頃からいわれている負のイメージをどうにか覆せないかなとずっと思ってます。私がお力になれるのなら、キユーピーさんと一緒にチョークのイメージ、チョークアートの魅力をお伝えしたいと思っています。
正直言うとチョークアートって誰でも気軽に出来る身近なアートなんです。全然、高尚じゃないし、2、3歳ぐらいの小さいお子さんから主婦の方まで、どんな人でも楽しめるのがチョークアートの一番の魅力。
敷居の低い身近なアートだからこそチョークアートのイメージをもっともっと向上できたらいいなと思っています。たくさんの人にチョークアートの楽しさを体感して頂きたいですね。
河野真弓氏 プロフィール
ウェディングボード制作中にチョークアートに出会い、独学で技術を習得。カフェやレストランをはじめ、テレビドラマ、アニメ、ゲームなど数々のメディアで広告ビジュアルを手掛ける。2021年には「NiziU LAB」のweb動画、「ソフトバンクTVCM」、Abema TV「今日、好きになりました」等の美術協力を行う。
河野真弓さん オフィシャルHP
http://mayumihandworks.main.jp/
河野真弓さんツイッター
@mayumi1002
取材・文/太田光洋
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