OOHニュース
限られた空間を有効活用する、“光の3原色”を利用したIKEAの看板広告
Case: RGB billboard
何かと便利な都会の生活。しかしその反面、なかなか広い住居スペースがとれないというデメリットがあります。だからといって、素敵なインテリアや快適な住み心地を諦めるのは、もったいないですよね。
そんな都市生活者のインサイトに着目し、大手家具メーカーのイケアは、ちょっとした工夫で限られた空間をより有効活用できることを示す、“光の3原色を利用した看板広告”を制作しました。
道路わきに設置された看板には、シアン・マゼンタ・黄色の3つの色を使った文字が書かれていますが、それぞれ重なり合っているために見えづらくなっています。
この看板に赤・青・緑というこちらも3色のライトをそれぞれ当てると、書かれた文字が浮かび上がります。これはライトの色に対し、補色の関係にある色だけがくっきりと見えるという、光の3原色の特性を利用したものです。
まずは緑のライトを当てると、マゼンタで書かれた文字だけが浮かび上がり、メッセージが表示されます。
「この看板のようにしてみてはどうですか。」
次は青い光を当てます。すると今度は黄色の文字が見えるように。
「限られたスペースを有効活用しましょう。」
最後に赤色の光を照らすと、シアンで書かれたメッセージが浮かび上がります。
「小さな部屋を大きく見せるアイディアは、イケアにあります。」
これによって、さほど大きくない広告スペースが3倍にもなったというわけです。
このようにアイディアと工夫によって、限られたスペースでもより広く使うことができます。デメリットを逆手にとって、クリエイティブさを発揮する、イケアらしい表現方法だと思いました。
動画はコチラ
参考サイト
PR EDGEより転載https://predge.jp/92161/
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