OOHニュース
蘭マクドナルドが猛暑に仕掛けた “超じっくりと見てもらえて、喜ばれる”看板広告
Case: McDonald’s McFlurry
オランダでマクドナルドが実施した暑い夏にピッタリのアウトドア広告をご紹介。
今夏暑い日が続くアムステルダムのダムラクでは、7月4日に同市の“観測史上最高気温である38.6°を突破するのではないか”と予想されていました。そんな日に合わせてマクドナルドは、同社オリジナルの人気コールドデザート「マックフルーリー」のPRを仕掛けました。
マクドナルドが考えたアイディアは、「(最高気温を突破する)極限の瞬間に、マックフルーリーで市民に涼しくなってもらおう」というものでした。
街中に“日光の熱に敏感な”すりガラス付の立ち看板を設置。そのすりガラスの中にはマックフルーリーのカップが100個以上入っており、看板内の温度が38.7°を記録すると自動的にガラスが開き、“マックフルーリー無料引換券”となるこのカップを誰でも持っていけるという仕掛けです。(看板にはこの説明書きが記されています)
「もっと暑くなって欲しいな」とばかりにすりガラスの中のマックフルーリーのカップを見つめる少年。
看板に付属の温度計(内気温)が38.5°を指している時点で、周囲には“その瞬間”を待ちわびた人たちの姿が。
ついに38.7°を記録し、すりガラスがOPEN。市民がこぞってカップを手に取り、店舗に行って無料でマックフルーリーに代えてもらい、一時の涼を楽しんだようです。
要約すると『無料クーポンのサンプリング』なのですが、市民が抱いている“うんざりしてしまう暑さ”、“ドンドン暑くなっていく憂鬱さ”を、一時エンターテインメントへと昇華させた愉快なプロモーションでした。
PR EDGEより転載
https://predge.jp/96235/
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