OOHニュース
昨日放送の人気番組を通じて、今日目の前にある人への関心を誘う、米NPOのアンビエント施策
ホームレスに対する支援活動を行うMake Them Visible Foundation(MTVF)が、バーチャルな世界には目を向けるが、目の前の現実を見落としがちな人々に対して、今そこにいるホームレスに目を向けさせ、彼らに対する支援を呼びかける為に、“フィクション世界を切り口にノンフィクション世界”に関心を集める施策、その名も「Unspoiled Lives」(無駄にしてはならない命)を実施しました。
大都市ニューヨークには、実に10万人以上のホームレスがいると言われています。私たちは日々、色々な人の話に耳を傾けたり、様々なメディアを通じて色々なストーリーを視聴しますが、ホームレスの話を聞いたことがあるという人はどれくらいいるでしょうか?彼らの生い立ち、ホームレスに至った経緯、今後の生き方を尋ねたことはありますか?
“コネチカット州から来た。大都市ニューヨークで露頭に迷ってしまったんだ。人生どうしたらいいかわからない。”
“毎日ひたすら歩き続けている。どうしたらこの状況から抜け出せるか考えながら歩いてるが、どうしたらいいかわからない。”
“コップの水が一晩で凍ってしまうほど寒い夜を過ごしている。凍え死ぬことだけはしたくない。”
彼らは、私たちの目の前に存在していますが、私たちの目は彼らをしっかり捉えることはなく、私たちは彼らを見ていないも同然です。
そんな彼らの存在にしっかり向き合い、必要な支援を差し伸べてもらうためにMTIFが実施したのが、多くの人が日々目にしている“人気フィクション番組の世界に関するコメントを、その番組が放送された翌日に背負い”注目を集め、その下に“フィクション世界よりノンフィクション世界(目の前にいるホームレス)の方が大切です。”私たちに目を向けてくださいと訴えるというものです。
“『ゲーム・オブ・スローンズ』のJon Snowは生きている。”
“『GOTHAM/ゴッサム』のJeromeは死んだからJokerではない。”
メッセージボードを身にまとったホームレスに多くの人が目を向け、そのメッセージに関心を示しました。
フィクションドラマのストーリーを追うことに夢中になるだけでなく、あちこちで見かけるホームレスが持つそれぞれのストーリーにも関心を持ち、然るべき支援を施すことを訴求したアンビエント施策でした。
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