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総面積7,000㎡以上の巨大壁画アート「東京大壁画」本格始動
東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京が主催する“Tokyo Tokyo FESTIVALスペシャル13”のひとつであり、株式会社ドリルが企画制作を手がける「東京大壁画」は、本日、ロゴマーク及びキービジュアルを発表します。
ロゴマーク・キービジュアル
「東京大壁画」は、“Tokyo Tokyo FESTIVALスペシャル13”の最後に発表された企画であり、2021年夏の東京・丸の内において、アーティスト横尾忠則さん、横尾美美さんを起用し、丸の内ビルディング・新丸の内ビルディングの壁面を一対のキャンバスに見立て総面積7,000㎡以上の巨大壁画アート2作品を展示するものです。
企画のコンセプトとなるのは「宇宙 COSMO POWER」。宇宙生命の大きなうねり=エネルギーを表現すべく、丸ビルの壁面(総面積3,371㎡)には“火(ignis)”をテーマとした横尾美美さんの作品が、新丸ビルの壁面(総面積4,381㎡)には“水(aqua)”をテーマとした横尾忠則さんの作品が展示されます。展示はお二人が手掛けた巨大な絵柄をそれぞれ100枚以上に分割して1枚あたり約3㎡のシート化を行い、そのシートを1枚ずつ丸ビル・新丸ビルのガラス壁面に貼り付けるかたちで行われます。5月20日段階で、全体の約半分までシートの貼り付けが進行。これから7月17日(土)までの約2ヶ月をかけて、全353シート(丸ビル113シート、新丸ビル240シート)の貼り付けを完了させます。
今回発表するロゴマークは、東京駅の正面に立つ丸ビル・新丸ビルの巨大なグラス・ウォールを象徴的かつダイナミックにデザインし、掲げられた“火(ignis)”と“水(aqua)”をテーマとした二つの作品から生じるCOSMO POWERを表現しました。キービジュアルは二棟のビルをモチーフにしたロゴマークを中心に据え、掲出される作品の一部と共に構成し、巨大壁画アートのスケール感を表現しつつ、企画コンセプトに込められた、世界を強く鼓舞するメッセージを伝えます。
今回の作品について、横尾忠則さんからは「(今回の企画への参画が決定した時に)まず、この支持体とどう対峙するかに、しばらく時間がかかるだろうと思った。テーマである火と水は相対的なものとして、ここでは二つの要素を一つの要素として考えた。まず現場に立って身体的に実感してもらいたい。」、横尾美美さんからは「東京大壁画は、アートという別次元へと誘(いざな)う入口を父と私の作品で創りあげているように感じた。"ignis(炎)"の中には、隠し画のようにさまざまな動物や天使、食べ物、花など平和を象徴するようなものが描かれているので、探しながら楽しんで観て頂きスケールの大きさを体感いただけたら嬉しい。コロナ禍にあっては、焼き尽くす炎が全てを新しく生まれ変わらせ、炎の聖さ(清さ)、優しさで心と身体が癒され、炎の強さ、情熱で、光(希望)へと導かれるような世界が感受できるような作品に成れば。」とのコメントをお寄せている。
「東京大壁画」の展示期間は2021年7月17日(土)から、9月5日(日)までの50日間、国内はもとより海外でも例のない世界最大級のパブリックアートの完成をご期待ください。