OOHニュース
スペイン自治体、”公共物破損” 撲滅キャンペーン
Case:Awareness Campaign Against Vandalism
スペインのパンプローナ市による市民啓発プロジェクト。
背景/目的
■ 背景
・パンプローナ市では現在、公共物の破損や落書きの修復(及び取り換え)に多額のコストをかけており、そのコストはヨーロッパで最も高くなっている。
■ 目的
・この問題(=公共物の破損のために莫大な税金が無意味に費やされているという点)を市民に理解させると同時に、市民活動の重要性について市民の関心を高めること
・公共物が汚されたり、破壊されたりしたことにより、その修復のために市が支払っているコスト(税金)の内訳について市民に関心を持ってもらうこと。
施策ポイント
市民が生活する上で”嫌でも目に入る直接的でわかりやすいクリエイティブ”を使用した点。
施策内容
キャンペーン名:Awareness Campaign Against Vandalism(=公共物破損撲滅キャンペーン)
■ コンセプト
“パンプローナ市は150万ユーロも街にお金をかけているが、あなたのためには全くなっていない。”
■ 概要
1.パンプローナ市街地にある様々なモノに対してマゼンダ色の値札をつけた。
2.この値札にそれぞれ明記されている金額は、そのモノが破損されたり落書きされたりして、修復する際に恐らくかかるであろう費用としている。
3.値札の裏には、「(そのモノについて)何故それだけの金額がムダに掛ってしまうか?それだけの金額が掛ってしまう行為」が明記されている。
例えば、街中にある電灯の場合は以下。
4.値札は小さなモノは犬の糞(15cmの値札)から大きなモノは抽象的な記念碑の落書き(3mの値札)まで様々なものに付けられた。
※「犬の糞」に付けられているラベルの金額は、『街の美観を守るためにそれを清掃するためにかかるコスト』(期間不明)だと考えられる。
結果
・国内の主要TV局9つにキャンペーンが取り上げられ、この問題について議論する番組も制作された。
・6つ以上の主要な雑誌に取り上げられた。
・8つ以上の主要オンライン・メディアに取り上げられた。
・主要なラジオ局にも取り上げられた。
・海外ではイタリアの新聞紙でも取り上げられた。
・カンヌ国際広告祭でブロンズ賞を受賞
・パンプローナ市民が公共物の破損や落書き行為などにより多大な費用がかけられていることを自覚するに至った。
参考サイト
・ADS OF THE WORLD
http://adsoftheworld.com/media/ambient/awareness_campaign_against_vandalism_labels?size=_original
PR EDGEより転載
https://predge.jp/87749/
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