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3人に1人の目に留まる!宙に浮かぶ立体映像のインパクト 株式会社Life is Style

3D Phantom®はその名の通り、3D映像を映し出すホログラムサイネージだ。しかも、空中に浮いているかのように。思わず触りたくなってしまう新しい映像体験に、広告のみならず店頭ディスプレイやイベントの演出など、問い合わせが殺到しているという。
近未来を思わせる3D映像には、どのような秘密が隠されているのだろうか。製品の開発・運用を行っている株式会社Life is Styleの小川浩さんに話を聞いた。

 
 
遠隔操作で3Dコンテンツを自在にコントロール
 
大塚:まるで宙に浮いているような映像はインパクトがありますよね。3D Phantom®はどのように事業展開しているのでしょうか。
 
小川:「ワクワクを身近に」を実現できる新しいコミュニケーションツールとして事業を展開しております。事業は大きくは3D広告、販売、レンタルの3つに分類されます。
ただ、共通するのは、SNSでの拡散効果も期待される「3D広告」でも、店舗やイベントでの集客でも、集客のその先にお客様に届けられる体験価値とコミュニケーション価値の向上を図ることで、販促・ブランディングに新たな価値を提供すべく、事業を展開しております。(※1)


 
大塚:既存のデジタルサイネージとの一番の違いは何でしょうか。
 
小川:最大の特徴は透過性です。ブレードが高速で回転しているので向こう側が透けて見えます。そこに3D映像を投映することで、ロゴや商品が宙に浮かんでいるように見えるんです。
また、一般的に3D映像には専用のゴーグルが必要ですが、3D Phantom®は肉眼で見ることができます。
 
大塚:高速というと、どのくらいの速さなんですか?
 
小川:1分間に750回転が標準で、高速設定にすると1分間900回転も可能です。回転を速くすると透明感が増し、映像が滑らかに見えます。
 
大塚:そういえば以前に見たものよりも輝度が上がって、鮮やかに見える気がします。
 
小川:常に改良を重ねていまして、輝度も解像度もアップしています。人が触れられる場所に設置する際は安全のためのカバーが必須ですが、このカバーにも特殊な工夫を施す事でよりクリアに見えるようになっています。
 
大塚:まさに最新技術ということですね。ただ、回転するプロペラの残像を利用した表現自体は、以前からあったような……
 
小川:おっしゃる通り、残像を利用して映像を投影するPOV(Persistent of Vision)という技術自体は、数十年前からありました。また、LED光源を取り付けたものを振ったり、回転させることで文字などの映像を残像として映し出すものも既知の仕組みです。
ただし、当社独自の技術でもあり、特許を保有しているところとしては、回転ディスプレイの制御システムです。「遠隔から3D映像をコントロールする」という仕組みそのものに対する特許は、価値のあるものであると考えております。
お客様が欲するのは(機器としての)3D Phantomではなく、圧倒的な映像体験であります。遠隔での映像入替えなどの映像管理の利便性があってこそ実現できるのです。
 
大塚:ということは、機器が設置されている場所に行かなくても、オフサイトから映像を切り替えられるわけですね。
 
小川:そうです。店舗やイベントのディスプレイであればクラウドや専用アプリを使って、お客様の方で簡単に再生・停止・コンテンツ切り替えなどの操作ができます。
(複数かつ各地に設置されている)広告媒体についてはセントライズドコントロールで切り替えており、ここで特許が活かされております。
 
大塚:いまや街も駅もデジタルサイネージが普及していますから、こうしたオリジナリティのある媒体は目を引きそうですね。
 
小川:はい、弊社の調査では3人に1人の目に留まるというデータも出ています(※2)。
 

 
コンテンツもメンテナンスもワンストップで提供
 
大塚:イベントや店舗での利用も多いそうですが、設置の利便性はいかがでしょうか。
 
小川:1台575gで、軽薄短小のため、取り付け・撤去はとても簡単です。持ってみますか?
 
大塚:あ、本当に軽い!
 
小川:複数台を連携させることで1つの大きなディスプレイとしても利用できます。
 

 
大塚:同じ技術を使った製品で、廉価なものも多く販売されていますよね。他社製品との違いでいうと?
 
小川:当初からB to B向けに開発しているためネット通販などで入手できるものと比べると、まず輝度が全く違います。また、ネットワーク環境に繋げてお使いいただければ、遠隔操作による利便性が担保できます。長くお使いいただけるよう、メンテナンスなどのサービスサポート体制も整っております。
さらには、自社で3D映像を制作できるほか、独自のクラウドサービスを提供しております。クラウドには3D映像を100種類以上用意していまして、シーズンやイベントに合わせてご利用いただくことができます。
 
大塚:ワンストップで映像制作から保守・メンテナンスまでできると。
 
小川:はい。そういったサポート面もお客様に評価され、3Dホログラム
映写機国内導入社数実績No.1を獲得しました。

3D Phantom導入事例動画一覧(Youtube)
https://www.youtube.com/@3dphantom/videos
 

大塚:どのようなクライアントが導入されているのでしょうか。
 
小川:まずイベントでの利用としては、東京丸の内の商業施設のクリスマスイベントでご利用いただきました。立体のクリスマスツリーに3D Phantom®を装飾として取り付けたところ、隣に設置したポップアップストアが記録的な売上を達成しました。
また、プロモーションとしてはシューズブランドで40台、店舗でのご利用としては、コスメブランドで16台を並べて巨大ディスプレイにしたという事例もあります。
 
大塚:やはり複数台連携し、1つの大型ディスプレイにした方が高い効果が見込めるのですか?
 
小川:いいえ、1台単位でも十分に集客は可能です。例えばあるコスメブランドでは店舗入口に単体を複数台設置し、1台ずつ商品ボトルの3D映像を放映していました。後から、「お客様が立ち止まるので声をかけやすく、売上につなげやすかった」と聞いています。
 
大塚:東京メトロの方ではいかがですか?
 
小川:江崎グリコ様、パナソニック様などのナショナルクライアントにも出稿いただいています。



沖縄県庁の案件では、首里城の復興プロジェクトの一部である首里杜館(スイムイカン)に3D Phantom®を常設している関係で、そこで公開している映像を東京メトロ駅構内でも放映しています。※3
 

丸ノ内線池袋駅 中央通路中央改札
 

半蔵門線大手町駅 サンケイ前交差点方面改札


 
大塚:駅構内の広告であれば売店も近いので、一瞬の接触でもリーセンシー効果が高そうですね。
 

Phantom Zone Metro設置駅・設置箇所


 
3Dならではの広告表現と次世代コミュニケーションツールとしての可能性
 
大塚:開発の苦労話をお聞かせください。
 
小川:輝度と解像度を向上させながら、消費電力・外寸・重さを抑える工夫、各種自動機能の実装、クラウドでの遠隔操作の利便性向上、アプリへの各種機能の実装と調整などのB to B仕様に向けた細やかなアップグレード。Phantomの特性を活かした映像制作のガイドラインの作成などもありましたね。
 
大塚:3Dの映像素材を持っているクライアントは少ないのでは?
 
小川:はい。現在は8~9割は当社で映像制作を承っております。3Dデータをお持ちでなくても、3Dスキャンや3Dモデリングも可能ですし、3D映像制作は可能です。
 
大塚:2Dと3Dの映像制作ではどんな違いがあるのでしょうか。
 
小川:もちろん、動きのある人物や文字情報も問題なく表示できます。ただ、3D映像の強みとしては、商品やブランドの特徴と世界観を最大限に引き出し、感情的に惹きつけられる点です。
2Dの場合、例えばビールの広告であれば飲んでいる人の利用シーンを映したりキャッチコピーを文字で入れたりしますが、3D映像はそれ自体にインパクトがあるので、パッケージに泡や水滴などのシズル感と立体的な動きを加えて見せるだけで、商品の魅力を伝えることができるんです。
1つのパーティクルが集結や分解してあるものに変化したり、カメラワークでアングルをつけたり、ライティングを操ったり、目が離せずに引き込まれるストーリー性のある3Dならではの映像演出。見てもらえるという強みがあり、興味関心を喚起させるなど、「きっかけ」をつくりだせることが大きいです。
 
大塚:確かに、すごく購買意欲をそそられる映像です。今後技術やサービスをアップデートしていくとしたらどのようなことが考えられますか?
 
小川:昨今注目されている自動生成AIを利用して、3D映像をより身近に、手軽にご利用いただけるようにしたいと考えています。自動生成AIで制作されたものでは物足りないという方向けにはプロのクリエイターとマッチングできるサービスの展開をも考えております。
 
ハード面では、HDMI経由で、PCの画面に映し出されている映像をそのまま3D映像として投影できる製品もございます。
例えば、弁護士のような士業の方のアバターを3Dでご用意し、オンラインでの相談をする。「直接話すのは緊張するけれど自分が選択した好みのアバターとなら相談しやすい」というような課題と解決策などがあっても良いのではと思います。
 
大塚:なるほど。透過性があるのでアバターが本当にそこにいるかのように感じられ、リアリティがありますよね。
 
小川:アバターの放映先という意味では、VTuberとの親和性も高いと思います。まさにバーチャルとリアルの世界をつなぐゲートウェイにできればと考えています。
 
※1 3D広告事業の窓口は株式会社Phantom Managementになります。
※2 2019年3月1日(金)~31日(日) 7:00~22:00の間、3D Phantom®のPRとして、「渋谷ヒカリエ」のショーウインドウ4面で3D映像の演出を行い、期間中の調査(Life is Style社集計・一部区間のみの計測)によるもの
※3 駅係員へのお問い合わせはご遠慮ください。



 
株式会社Life is Style
事業開発部 プロジェクトマネージャー
小川浩

https://lifeis.style/ 
 
 
取材・文/大貫翔子

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