OOHニュース
ご機嫌なアンビエント広告 | 青木慎二
今回の記事は、アンビエント広告を中心に、街なかに良質な違和感を演出する青木さんに寄稿していただき掲載しております。
青木さんは現在、株式会社メディアコンシェルジュでお仕事をされており、面白いOOHのアウトプットを数多く手がけられております。
noteで発信をされているのでチェックしてみてください。
文/青木慎二
目次
・Carbon Negative Craft Beer Hotel
・グランドオープンまで待ち切れない!
・アナログ3Dビルボード
・おそらく世界最高のポスター
・Coca-Cola zero の飲めるビルボード
・Spriteのシャワー
・イベントとOOH/アンビエントの違い
Carbon Negative Craft Beer Hotel
これ以降、「日本でもこういうのやりたい!」という声を何度かいただきました。
青木慎二
アンビエント広告を中心に、街なかに良質な違和感を演出する仕事をしています。 都市とローカルを行き来するなかでの気づきを大切にしていきたい。 出雲の工房で妻がつくる自家製酵母パンや発酵食についても発信していきます。
株式会社メディアコンシェルジュ所属/キノトマ代表
青木さんはOOHに関する記事をnoteに投稿されてます。
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青木さんは現在、株式会社メディアコンシェルジュでお仕事をされており、面白いOOHのアウトプットを数多く手がけられております。
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文/青木慎二
目次
・Carbon Negative Craft Beer Hotel
・グランドオープンまで待ち切れない!
・アナログ3Dビルボード
・おそらく世界最高のポスター
・Coca-Cola zero の飲めるビルボード
・Spriteのシャワー
・イベントとOOH/アンビエントの違い
Carbon Negative Craft Beer Hotel
僕も大好きなクラフトブルワリー「BrewDog」。今年の夏、マンチェスターにクラフトビアホテル「Doghouse Manchester」をオープンします。
カーボンネガティブをコンセプトに掲げ、緑化された外壁が象徴的。ホテルの各ルームにタップがつながっているほか、シャワービア用※の冷蔵庫も完備されるとのこと。
※海外ではシャワーを浴びながらビールを飲むというクレイジーな習慣があります。クラフトビール業界が作り出したシーン訴求かもしれませんが、とってもクールですね!なお、日本のビール会社は健康上推奨していないようです。
グランドオープンまで待ち切れない!
これはオープン前の建設現場仮囲いを活用したアンビエント。
「オープンまで待ち切れない!」と言わんばかりに「サンプリング+Shower Beer 体験」を提供する、文字通りCoolなアンビエント広告です。
「味」や「品質」よりも「気楽さ」「ご機嫌さ」を感性に訴える嗜好品の場合、広告にもご機嫌なノリがマッチしますね。
「味」や「品質」よりも「気楽さ」「ご機嫌さ」を感性に訴える嗜好品の場合、広告にもご機嫌なノリがマッチしますね。
アナログ3Dビルボード
ご機嫌なアイデアの広告を数多く世に送り出してきた、ハイネケン先輩の事例もおさらいしてみましょう。
秀逸です!シンプルでノンバーバル。施工も裏側から突起をつくるだけで簡単そう。
続いては2020年コロナ渦の「3Dインタラクティブ広告」。
「3Dインタラクティブ広告」と銘打っていますが、デジタルテクノロジーを駆使しないアナログな「ドリフ的」看板なのがウケます。
ノンアルコールビールなのでドライブスルーで提供。単なるサンプリングイベントではなく、看板に仕立ててるところがポイントです。
おそらく世界最高のポスター
同じ緑色ですが、こちらはカールスバーグ先輩の「おそらく世界最高のポスター」。
ビールが飲めるOOHです。
これもわざわざトラスを組んで木枠で看板仕立てにしています。
これ以降、「日本でもこういうのやりたい!」という声を何度かいただきました。
Coca-Cola zero の飲めるビルボード
Coca-Cola zero が飲めるビルボード。わざわざ面倒な仕掛けしてますね。ちょっとやりすぎな気も。
Spriteのシャワー
これも最高にcoolでした!
ビーチに巨大ディスペンサーを設置し、スプライトの爽快感を全身で体感できるというアイデア。日本でもアダプテーションされて展開していました。
イベントとOOH/アンビエントの違い
同じ体験型広告でも、イベントとOOH/アンビエントとで毛色が異なります。
ひと目でメッセージが伝わり、シンプルでノンバーバルなOOH/アンビエントに落とし込むほうが被写体として映えて、写真がメディアやSNSで伝播しやすくなります。
深い体験イベントを仕立てるとしても、象徴的に映える体験装置をメインに露出していく流れがあります。
密となる集客が避けられるコロナ渦では、イベントよりもOOH/アンビエントで話題を喚起するアイデアが一層求められていることを肌で感じます。
青木慎二
アンビエント広告を中心に、街なかに良質な違和感を演出する仕事をしています。 都市とローカルを行き来するなかでの気づきを大切にしていきたい。 出雲の工房で妻がつくる自家製酵母パンや発酵食についても発信していきます。
株式会社メディアコンシェルジュ所属/キノトマ代表
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