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大気汚染レベルに応じて電気自動車の割引率がアップ!ルノーの屋外広告『DisCO2unt Billboard』
Case: DisCO2unt Billboard
ルーマニアの首都ブカレストは、ヨーロッパで最も大気汚染の酷い都市のひとつだといわれています。その理由は交通量の多さに加え、電気自動車の普及があまり進んでいないこと。EVはガソリン車に比べて価格が高いため、人々が購入を躊躇してしまうのです。
そこでフランスの大手自動車メーカー・ルノーが考案したのが、環境にやさしい新型電気自動車『ZOE』をPRするための割引システム。
同社はまず、ブカレスト市内でも特に渋滞発生率の高い数か所に、大気の汚染濃度を6分ごとに測定するセンサーを設置し、計算によって全体の平均値を算出。そして汚染度が高ければ高いほど、ZOEの割引率も高くすると発表したのです。
センサーによる測定結果は、ショッピングモールに設置された大型LEDビジョンにリアルタイムで反映。同時にスマホでも確認ができるので、その画面をディーラーで見せれば販売価格を下げてくれるというわけです。
『電気自動車が環境にやさしいのは分かっていても、やはり値段的なことを考えると厳しい』そう感じている潜在購入層のインサイトをついたアウトドア施策でした。
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