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「キッチンカー×PR」でイベントを盛り上がる「エンタカー」 ビジョンズ株式会社
街中やイベント会場で見かけるキッチンカー。買ってすぐ食べられる手軽さやユニークなメニューでしばしば行列を作っている。ここにサイネージを組み合わせた複合エンターテイメントツールが、ビジョンズ株式会社の「エンタカー」だ。大型LEDビジョンとキッチンカーの1台2役で集客効果を高めるエンタカーの強みと開発秘話、今後の展望を聞いた。
大型ビジョンの集客効果で売上倍増!抜群の機動性でイベントとも好相性
大塚:はじめに、「エンタカー」はどのようなものでしょうか。簡単に仕様を教えてください。
山岸:大型LEDビジョンを取り付けた、レンタル専用のキッチンカーです。現在2台稼働していまして、初号機は800×2400㎜、2号機は1000×2000㎜のビジョンを搭載しています。ビジョンは電動の昇降機で上げ下げします。防水仕様なので、雨の日でも使用可能です。
大塚:どのような使い方ができるのですか?
山岸:主に「広告媒体×キッチンカー」として活用いただいていまして、映像と飲食、ミュージックビデオとグッズ販売など、PRが必要な現場で活用いただくことが多いです。具体的にはVtuberやミュージシャン、アニメとのコラボフードの提供です。
最近は、キッチン以外での活用も増えてきて、新商品のサンプリングやグッズ販売など、多彩な用途の事例があります。
大塚:必ずしもフードを提供するものばかりではないんですね。
山岸:はい。ステージのビジョンとしての活用や、イベント会場の前に停めておいてビジョンを看板として活用しながらチケットを販売するという使い方もあります。お客様から「こんな使い方をしたい」というご相談をいただいて、用途が広がることが多いですね。
山岸:はい。ステージのビジョンとしての活用や、イベント会場の前に停めておいてビジョンを看板として活用しながらチケットを販売するという使い方もあります。お客様から「こんな使い方をしたい」というご相談をいただいて、用途が広がることが多いですね。
物販での利用実績も多数。オリジナルの動画コンテンツで現場の雰囲気を盛り上げる
大塚:販売スペースの汎用性がポイントですね。広告媒体としてはどのような特徴があるのでしょうか。
山岸:のぼりやPOPと比べて目につきやすく、動画と音でお客様が認知しやすいのが特徴です。やはりビジョンがあるだけで集客効率は抜群に上がります。鉄道CGアニメ「チャギントン」でコラボブースの事例ではお子さんがビジョンに見入るため、自然と店舗に親御さんを誘導してくれました。あるイベントでは複数のキッチンカーが同じメーカーの同じビールを提供していたのですが、当社のキッチンカーだけ売上が段違いでした。
商品のシズル感を映像で訴求することで、高い集客効果を発揮
山岸:あとは、「映像と対面の相乗効果」という側面があります。
大塚:というと?
山岸:お客様と対面して商品を提供することに興味を持ってもらっています。例えば昨年行った味の素様のサンプリングでは、熱々の餃子を提供できるというメリットを感じていただいていました。先ほどお話しした様に映像と音での認知、それに合わせて対面でコミュニケーションする事でお客様との信頼も上がり、PR効果も上がりますし、お客様の反応を直接体験できるので、商品開発やPR方法の改善にもつながります。
大塚:なるほど。イベントとの相性がよさそうですね。
大塚:なるほど。イベントとの相性がよさそうですね。
山岸:はい。機動性の高さもエンタカーの特長の一つです。一般的なキッチンカーでは周囲にのぼりやPOPを設置する手間がありますが、エンタカーはボタン一つでビジョンを上昇させるだけ。設営・撤収が圧倒的にしやすいので、女性一人でも運営が可能です。お客様の動線上に出店することで誘導しやすくなるので、集客にもつながります。
来場者の動線上に出店。映像と音、香りで購買意欲を刺激し、たちまち行列に
オンリーワンのアイデアと技術 リピートユーザーも多数大塚:「キッチンカー×PR」ということで、エンタカーには大きな可能性を感じます。どのような経緯で開発されたのですか?
山岸:当社ではもともと衣食住をコンセプトに事業を展開しており、その中で規格外の魚を使ったフィッシュアンドチップスの事業を行っていました。固定の店舗を出店する前段階としてキッチンカーでの提供を始めたのがキッカケです。その際にキッチンカーを借りていたパートナー企業から「キッチンカーにビジョンを取り付けたらおもしろいのでは?」という提案から、エンタカーの開発に着手しました。
大塚:キッチンカーは近年増えていますよね。
山岸:そうですね。コロナ禍以前は事務所や店舗のデッドスペースの活用、「攻めの飲食」といったキーワードと関連して注目が集まっていました。提供されるフードの幅も広がり、映画に登場したりして「キッチンカー=おしゃれ」というイメージが定着したこともあると思います。さらにコロナ禍でテイクアウトする機会が増えたことでニーズが伸びました。ここに大型ビジョンを組み合わせれば、オンリーワンの事業ができそうだと考えたんです。
大塚:開発には苦労されたとか。
山岸:そうなんです。重量約100㎏のLEDビジョンを安全かつスムーズに動かす昇降機を作るのは簡単ではなく、製作してくれる会社がなかなか見つかりませんでした。知人のツテでなんとか対応してくれる会社が見つかりましたが、鉄骨を組むところから何度も試作を繰り返しました。そのうちコロナ禍の影響で部品が届かなくなってしまい、予定より半年遅れで完成しました。
大塚:ビジョン付きのキッチンカーはほかにないですよね。もしかして特許を取得されているんですか?
山岸:リピートのお客様も多く、ご満足いただけていると感じています。「映像と音のインパクトで抜群に目立つのでお客様の誘致がしやすい」「サンプリング時に動線が作りやすい」「行列で待っている間も、お客様に映像をご覧いただけるので飽きさせない」「準備・撤収がしやすくイベント中にでも移動できる」といった点が評価されています。
行列の待ち時間もエンターテイメントに
アフターコロナでさらに広がる可能性 サポート体制も充実させていきます大塚:申し込みから利用まではどのような流れになるのでしょうか。
山岸:まずは、気軽にHPからお問い合わせください。ご希望日やご利用用途などを伺い、お見積りいたします。物販であれば、空いていれば翌日からご利用いただけます。
大塚:映像の準備はどのように?
大塚:映像の準備はどのように?
山岸:映像素材をMP4形式でいただければ、こちらでデータを変換して放映します。基本的にデータ入稿いただいていますが、ご要望があれば当社で映像制作も可能です。
画面を分割して別の映像を放映することもできる
大塚:それは助かりますね。初めてキッチンカーを使う企業や、飲食事業を行っていない企業も出店できるのでしょうか。
山岸:もちろんです。キッチンカーの使い方、保健所への営業申請、調理の運用から、商品企画、イベント企画、実施場所のご提案もできます。レンタカーですのでそのままお貸しすることもできますし、設営場所まで当社で車両を移動する事も行っています。事故や故障時の対応や保険も用意しています。
大塚:コロナ禍の終わりが見えはじめていますが、現在の稼働率は?
山岸:リアルイベントができるようになったので、たくさんの企業からお問い合わせをいただくようになりました。週末はほぼ稼働している状況ですね。
大塚:今後はどのような展開をお考えですか?
山岸:ハード面では、LEDビジョンのピッチを細かくしてより高解像度の映像を流せるようにしたいです。広いイベント会場で遠くのお客様まで音声を届けられる高性能の音響設備や、手元のスマホで操作して複数のモニターを連動させて放映する仕組みを搭載できると、より集客効果が高まるのではないかと考えています。
同時に、パートナー企業との連携を強化して、ソフト面もアップデートしたいですね。イベント会場では接客販売だけでなく、呼び込みやその他の雑務も必要です。経験値のあるスタッフの派遣やオペレーションに対するご提案など、キッチンカーの運用サポートも行っていきます。ショッピングモールから場所提供・企画提案のお話もいただいており、今後はそうしたスペースのマッチングもお手伝いできればと考えています。
ビジョンズ株式会社
広報担当 山岸 明日香
https://entacar.jp/
取材・文/大貫翔子
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4tロングタイプのADトラックの媒体資料となります。 東京以外にも大阪及び福岡にも車両を常駐させておりますのでお気軽にご相談ください。 また、各都道府県への出張も可能となっております。
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